賃貸管理業者・仲介業者へのquestion&answer【其の六:解約明け渡し等】終わりよければ全てよし! に、したいですね。

本ブログのイメージ写真は休日のドライブ途中に立ち寄りました、大磯の「吉田茂邸」の写真です。流石!!時の宰相の邸宅!広々とした庭(と言うより庭園ですね!)の中に、、2階からは大磯の海も一望でした。母屋は木々の緑に囲まれた中に佇んで、世の中の喧騒とは程遠い!、羨ましいほどでした。


👇👇👇ついでにですが我が文京区の春日町交叉点近くの、後楽園遊園地・ドーム球場などの都会の真ん中に、旧水戸藩下屋敷跡の「後楽園」があります。写真は其の庭(庭園)の写真です。高層ビル群に囲まれてはいますが「翠豊かな庭園」ホッと一息できる格好の場所と思います。是非、是非お出かけを!。また、園の入り口にはお食事処もございます。緑を眺めながらランチは如何でしょうか。
               

👇👇👇ご案内図です。




👇👇👇前置きが長くなりましたが、では、此処から本文となります。

不動産管理会社・仲介会社には、毎日毎日色々なご相談事・ご質問等々が舞い込んできます。時には「鍵忘れたので鍵空けて!」とか、先日などはお部屋を借りている娘さんと連絡がなかなか取れず、心配になられた母親が突然来られる、という様なこともございました。またまた、当然の事ですがあまり欲しくはない「苦情」も沢山ございます。

更にですが、此処に来ましての例ですが、コロナ禍で皆さんが「巣ごもり状態」を余儀なくされています。其の性かもしれませんが本当に「チョットの小修繕依頼」や生活音と思われます「音」に対しましての苦情などなど、結構、増えてきています。自宅で過ごされる時間が長くなった、こともありますので、少しのことでも気になるのは、分かるのですが、、仕方のないことと思われますね。



今回【其の六】のテーマは「解約・明け渡し・立ち入り」関しますご質問に付きまして、記載したいと思いいます。この解約・明け渡しでのケースで良く見かけるのは、借主賃料未払で行方不明とか、直接借主の状況を見に行った際の対処の仕方、部屋の中の残置物の処理方法等などが有ると思われます。その様な中での案件で、2点ほど取り上げさせて頂きました。尚、今回も形式的にはクエスチョン&アンサー形式にて記載して参ります。


①question:借主が賃料未払で何回も何回も督促したのだが、ある時、行方不明になってしまいました。幸いなことに保証人様とは連絡が取れているので、保証人様と相談し賃貸契約を合意解約し、借主様の部屋内の残置物を廃棄したいのだが、、特に問題は無いですよね?!  

①answer:オーナー様のお気持ちは大変良~く解ります。しかしながら、保証人様は借主様がその債務を履行しないときに、その履行(例えば賃料の支払いなど)をする責任を「負う者」に過ぎず、賃貸借契約を合意でも「解約」する権限は無い、となります。従いまして、保証人と合意解約が出来ない以上、部屋内の残置物の廃棄は出来ないと思われます。仮にですが廃棄実行した場合には、逆に、後から問題となるケースが予想されます。




②question:賃料未払の借主に何度も電話してるが繋がらず、仕方ないので部屋に様子を見に行ったが、在宅(部屋を使用している気配も無さそう)している様子も無いので、部屋内の状況の確認をしたいので鍵を開けて入っても問題は無いですよね?!  

②answer:このケースでもオーナー様のお気持ちは大変良~く解ります。しかしながら、借主様に承諾無く鍵を開けて入ってしまいますと、住居侵入罪、等に該当してしまう可能性がありますので要注意です。ただ、生活しているような気配も感じられないことから、オーナー様も不安に感じられることも有るかと思われます。もしもですが、安否確認をする必要が有るような場合には、最寄りの警察で結構ですので相談されまして、警察官にでも立ち会って頂けるような手配は出来ると思われます。


@賃貸経営をされていますオーナー様には、借主に因りますと色々な状況に遭遇することとなります。
賃料滞納・電話しても一向に返事も無し・部屋に行っても何時も留守・部屋の中はゴミだらけ等々、お気持ちは大変良く解りますが、此処は是非とも「順法精神」で対処頂きたく存じます。


【この記事を書いた人】
エイセンハウス有限会社 代表 岡野茂夫
1952年生まれ。東京都立向ヶ丘高校卒業と同時に家業の和菓子店「岡埜栄泉(おかの_えいせん)」に入店。和菓子職人の修行の道に入る。1986年頃から春日通り収用計画(道幅拡幅工事)に因り和菓子店も建直しを余儀なくされる。新築する建物に“賃貸住宅併設計画“をした為”宅地建物取引士“の資格取得を目指す。1987年、資格を取得と同時にエイセンハウス有限会社(商号は「岡埜栄泉」のエイセンから)設立。平成7年和菓子店「岡埜栄泉」は閉店し不動産業に専念し今日に至る。

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