オーナー様へ パート6・公図と現場確認

売主様に媒介契約を頂きましたら、先ず初め行う作業をご説明したいと思います。

それは何かと申しますと、

当たり前のことではありますが「物件の調査」です。

どんな調査かと言いますと、

1.登記簿謄本・公図などの資料の取得。

2.建築基準法等の確認の為の区役所への調査。約して「役調(ヤクチョウ)」と言っています。

3.非常に大事な現場の調査。約して「現調(ゲンチョウ)」と言っています。

今回は上記1.~3.の内から1.と3に関しまして実際に経験した内容を書いてみたいと思います。

或る売主オーナー様に一戸建ての売却を依頼されました。

早速に調査開始です。

まず、登記簿謄本・公図などの調査から始めました。

昔は、役所(東京法務局・千代田区九段)まで出向かないと取得出来なかったのですが、

現在ではインターネットの発達で、

エイセンハウスの事務所にても取得出来る様になりました。

しかも、費用も割安で「時間的・費用的」にも大変有り難い事となってます。

2.但し、現調は当然現場に行くことになります。

また、実際の取引にも「現場の通り」で、が貫かれます。

現場に行って初めて解ることがあり、

その事が取引において大変重要なポイントとなります。

今回は「物件の査定(金額)」の方法については触れませんが、

現調が「査定」をするに当たり最も重要なポイントともなっています。

さて、以下は今回依頼の有りました物件の公図です。

黄色の部分がその場所です。

                

良~~く眺めてみますと、、、何か変だな、、、と。

そうです、反対側の方の「土地」とクッツイテしまっていますね~~。

でも現に「家」は建っています。

確か、建築基準法に因りますと「道路に接道してなければ建築は不可能」でしたよね。

それでは早速「現調」をしなくては、、、、、で、結果は

                         

当然に道路は有りました。

テレビの刑事ドラマでは有りませんが「現場百篇」、現調の大事さが解ります。

@基本は現場がどうなっているか、

@現場の通りでの取引が原則となっています。

次回は、

登記簿謄本の見方などをお話ししたいと思います。

記事の更新日:2017/01/21

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