賃貸経営塾『空室対策のキーワードとは?』其の二

賃貸経営塾:空室態策・其の二のキーワードは!『適正な賃料査定』について考えてみます。其の一で記載しました「稼働率」は適正な賃料査定と相関関係にあります。

【大変重要な事柄は当該賃貸住宅の実力の正しい把握と思います】⇐👇👇👇の点を踏まえ!

■適正賃料より低く設定すれば稼働率は高くなりますが、当然のことながら総収入は増えません。

■適正賃料よりかなり高く設定した場合、何か特別の事情でもない限り稼働率は低くなります(空室が続くので)。

適正に査定された賃料が知ることが出来て、イザ、募集する際の考え方ですが、、。

■同様の物件が近隣にありライバルの場合は・・実力は「100」のところ、敢えて「95」にする。

■又は、募集賃料は「100」の儘にするがフリーレント等の募集条件を考える。

■更には、リホームにて近隣の他物件と差別化を図り、募集賃料を「105~110」とする。

いずれにしましても当該物件の現状での実力の、適正賃料「100」の正確な把握が非常に大切であるものと思われます。適正賃料と思われる金額で募集した結果、其の一で述べました「稼働率」はどうなったか?、仮に、稼働率が良ければ正に適正賃料と言えますし、悪い結果が出てしまったならば、、再考しなければ収益改善は望めません。

■その他のキーワードは?・・について。『其れを!お客様は本当に求めていますか?』地域地域でどんな部屋が求められているのか?・・大変気になる事柄であると感じています。

あまり求められていない物件を、いくら費用をかけてリホームしたとしても、需要が無ければ空室が続くだけだと思われます。その地域の「マーケット情報」ですね。この情報は常にお客様と接触しています地元の不動産会社に尋ねるのが一番です。多分、データーは豊富にお持ちのことと思いますので、ご一緒にご相談されたら如何でしょう。キットお役に立てると存じます。

【この記事を書いた人】
株式会社エイセンハウス 代表 岡野茂夫
1952年生まれ。東京都立向ヶ丘高校卒業と同時に家業の和菓子店「岡埜栄泉(おかの_えいせん)」に入店。和菓子職人の修行の道に入る。1986年頃から春日通り収用計画(道幅拡幅工事)に因り和菓子店も建直しを余儀なくされる。新築する建物に“賃貸住宅併設計画“をした為”宅地建物取引士“の資格取得を目指す。1987年、資格を取得と同時にエイセンハウス有限会社(商号は「岡埜栄泉」のエイセンから)設立。平成7年和菓子店「岡埜栄泉」は閉店し不動産業に専念し今日に至る。

記事の更新日:2024/07/21

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