オーナー様『自力救済』は法律で禁止の”犯罪行為”になります。

”イメージ写真はエイセンハウスのコンパクトな管理看板です”

エイセン通信9月号記載記事からです。『自力救済』と言う言葉ご存知のことと思います。私目が今の業界に入りました頃は、何かと行われていたような話を先輩方から聞いたことが有りました。然しながらこの行為は”昔も今もれっきとした犯罪行為”です。

今回はこの『自力救済』に付き記載して参りたいと思います。

【先ずは自力救済とは】

賃貸契約の場合で”簡単に申します”と、本来であれば裁判所の手続きを経なければならない事柄(例:明け渡しさせる行為など)にも拘らず、オーナー様(自身の考えノミで)が自身の考え方で行うことです。

【賃貸管理の現場では!】

賃貸管理を行っておりますとどうしましても、賃料滞納の督促をしなければならない機会があります。最近では”保証会社利用”なども多くなり、万一の際には保証会社に「お任せ」することになりますが、まだまだ「個人保証(連帯保証人)」の契約が多いのが現実ですね。従いまして残念なのですが”督促行為”と無縁にはなっておりません。また、管理を受け賜っていますスタッフにとりまして、賃料督促行為がスムースに出来るか否かは、重要且つ大事な”スキル”ではないかと思っております。

【オーナー様のお気持ちは良く解ります】

滞納者の中には本当に悪質な人も実際にはいます。約束しましても平気で破ったり、嘘をついたり、中には威圧的に迫って来る人までおります。賃料を滞納しているにも係らずにです。

そのような場合、

「いっその事、鍵を変えて追い出してやりたい!!」

「家具一式を処分して滞納賃料を回収し解約処理したい!!」

非常にお気持ちわかります。私目が”駆け出しのころ”の賃貸契約書の中の「特約事項」で、”賃料滞納時には家具一式を処分されても異議を申し立てない”旨の記載が普通に行われていたようですが、前述しましたように、特約事項に記載していたとしましても実行すれば、それは『自力救済で犯罪行為』となります。

【少し前に話題となった事柄は】

どの位前だったか記憶は定かではありませんが、自力救済が話題?となりました案件がありました。オーナー様もご記憶かと思いますが「敷0礼0物件」での事でした。初めから支払い能力に疑問があったかどうかは解りませんが、再々に渡り督促したものの借主は賃料を滞納し支払おうともしません。業を煮やした管理業者は借主の外出時を狙って「鍵の交換」を強行。帰宅しました借主は当然のごとく入室は出来ません。結果は理由はともあれ管理業者の負けでした。新聞のトップ面に載るほどの問題となったと思います。

【賃貸住宅は”経営”ですのでリスク回避を考えて】

昔も今も変わらず色々な方がいらっしゃいます。今後の事をお考えならばお奨めしたいことがございます。それは”保証会社利用”を条件にされては如何でしょうか。

お奨めしたい理由はもう一つございます。それは”民法改正”により「保証」に関する規定が変更となったためです。住宅の契約もですが事業系(事務所・店舗等)の契約の場合には色々クリアしなければならない規定が出来ました。

改正民法は2020年4月1日からと、まだ先の話のような感覚になるかと存じますが、ギリギリで慌てることの無いように今から検討して頂ければと思います。


【このブログを書いた人】  エイセンハウス有限会社 代表 岡野茂夫

1952年生まれ。東京都立向ヶ丘高校卒業と同時に家業の和菓子店「岡埜栄泉(おかの_えいせん)」に入店。和菓子職人の修行の道に入る。1986年頃から春日通り収用計画(道幅拡幅工事)に因り和菓子店も建直しを余儀なくされる。新築する建物に“賃貸住宅併設計画“をした為”宅地建物取引士“の資格取得を目指す。1987年、資格を取得と同時にエイセンハウス有限会社(商号は「岡埜栄泉」のエイセンから)設立。平成7年和菓子店「岡埜栄泉」は閉店し不動産業だけとなり今日に至る。

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