家族信託制度の理解その1(重要テーマになるかもしれません) 

先日、現実問題としましてご相談を受けました。

内容は「母親がホームに入所してしまい、少しづつ認知が進んでいる。このままでは賃貸マンションの経営もままならない状況になりそうで不安である」と言う内容でした。

今後も賃貸住宅を経営されてますオーナー様の高齢化が進んでくるものと思います。

また親しい同業者の社長様も同様のお話をされていました。

早急の対策が不可欠で有るものと思います。

『家族信託制度』はそれらの問題解決の一つの手法に成り得るものと思われますので、再々ですがお読み頂きたいブログと思いましたので再アップしました。

今回を含め3回分を一緒にアップしますので是非お読み頂ければと思います。

以下2018.6.15記事======👇

”イメージ写真は通称「さくら並木通り」播磨坂の住宅街の様子です”

65歳以上の高齢者の4人に一人は、認知症及びその予備軍になると言われております。

嫌な話で大変恐縮では有りますが、もし、自分の親が認知症に成ったら!?遺産分割はどうするのか!?一つ間違えますと「争族」となりかねません。

そのような事柄を踏まえまして財産管理・遺産承継の手法となりうる【家族信託】とは、に付きまして記載したいと思います。

まず信託には民事信託と商事信託とがあります。世間で良くいわれております「信託」とは信託業法で規制された受託者、主に信託銀行等行う信託のことで、当然にそこには「報酬(営利が目的のため)」が存在します。

其れとは別に誰でもが受託者となれる民事信託は信託業法の適用はありません。要は「家族のために行う信託」と言えると思います。この事柄が【家族信託】と呼ばれる所以かと思われます。

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以下は2018.1.15付ブログです。

家族信託制度ご存知でしょうか。

以前にも本ブログでご紹介をさせて頂きましたが、オーナー様の重要なテーマになるかもしれませんので、今回再度取り上げてみました。

この制度はオーナー様の重要テーマであると思われます「資産管理と承継対策」に成り得ると考えられます。

少々長文になりそうですので、今回と次回の2回に分けまして記載して参ります。

今回の大きなテーマは【資産(財産)を凍結させないために】

【以前までの考え方】

資産(財産)が凍結になってしまう原因は、オーナー様の「意思表示」が出来なくなってしまうことと思います(認知症などで)

少子高齢化の「高齢化」の現象が現れるわけですね。

従来ですと「後見人」制度を活用し、例えば長男の方が後見人となる道がありました。

しかし、後見人には別に「監督人」が家庭裁判所から選任をされ後見人を監督をすることになります。

後見人は現在の資産(財産)をただひたすら保全するダケの行為しか許されません。

新たな投資・借金・不動産購入等は全てNGですので、所有者様が亡くなるまで一切手を付けることが出来なくなります(改善も含めた)

従いまして完全に「凍結状態」となってしまいます。

【家族信託の考え方】

信託とは簡単に申しますと「信頼する人に行為を託す」ということと思います。

そして私が考えます最大の利点は「自分の意思が反映出来る」ということと考えます。

要は自分が「意思表示」が出来なくなった時、誰に「運営」を任せて、自分の意思を反映させるかの選択と思います。

託す資産(財産)は種々有りますが今回は「不動産(賃貸住宅)」がテーマです。例を挙げていきたいと思います。

オーナーA様は自分の今後の事を考えた末、長男Bと「信託契約」を締結することにしました。

ここで、信託契約時に於けます各人の呼称につき説明したいと思います(賃貸住宅の信託契約)

@オーナーA様(お願いする人)=委託者と呼びます

@長男B(お願いされた人)=受託者と言います。

@運営益を受ける人=受益者と言います。

⁂通常は委託者=受益者となるのが普通の考え方と思います。

【信託契約すると謄本上はどうなるのか】

委託者A、受託者B、受益者Aとして賃貸住宅の信託契約が締結されたと仮定します。

この時、賃貸住宅の「所有権」は名義と受益権の2つに分かれます。名義は長男Bに渡り受益権がAに生じます。

登記権利者は長男Bなのですが移ったのは「名義」ダケなので、この段階での税金(贈与税等)の発生はありません。

【信託契約のメリットは】

仮に契約締結後に委託者Aが意思表示が出来なくなった場合、受託者B(長男)の判断にて、このまま運営していくのか、それとも委託者Aのために売却し何等かの費用に充てるのかが可能となります。

結果「凍結状態」が回避されることとなります。

【万一心配であれば】

信託契約の内容ですが全てOKという事も当然可能ではあるのですが、「此処まで」とか「この事と、この事」というように委託する内容の限定も可能です。

ご自分の「目の黒いうち」にどうするのか!?を反映出来る方法の一つと考えます。

@以下は家族信託に関します以前のブログです。

平成28年7月24日ブログ

http://www.eisen.ne.jp/blog_eisen_1_id_110397.html

平成28年7月4日ブログ

http://www.eisen.ne.jp/blog_eisen_1_id_110012.html

第2回目は

「資産(財産)で揉めさせないために」と題して記載して参ります。

『小石川3丁目公園ブログお目通し下されば』

http://www.eisen.ne.jp/blog_eisen_1_id_112583.html

 

                 

          


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