【原状回復】『発つ鳥に後を濁されて、、。解約立合時感じる事!掃除くらい?出来ないのかな?』春先の引っ越しシーズン迎え再掲載しました!

===年が明けまして愈々春の引っ越しシーズンの真っ盛を迎えることになります。オーナー様にとりまして新しい入居者様の受け入れ、引っ越ししていく旧入居者様への対応(原状回復問題や敷金の清算等々)、正に!!年間を通しまして一番慌ただしい時期と思います。その様な時期での退去されていく方(旧入居者)の『退去時』での解約立ち合い(引っ越し後の立ち合い)、毎々感じていますことを再掲載させて頂きます。

『感じていることとは何か!!』それは退去後のお部屋の様子です!部屋済等に残っている「ホコリ」くらいは解るのですが、また、プロ並みの掃除になどとは決して申しませんが、せめて!!日常の清掃(そうじ)くらいは、ネ!、と感じること多々ありますね!本当にこの状態で暮らしていたの??!!


オーナー様、入居者様が引っ越した後のお部屋の様子、必ず「ご自分の目」で確認されることをお奨めいたします。お部屋は賃貸経営では大事な「商品」ですので、修繕箇所の確認や寿命が近くなっている設備の更新等も、商品価値を保つためには大変重要な要素と考えます。また、入居されてからの「クレーム」も相当数減少させられるものと思われます。===


イメージ写真は文京区春日2丁目近辺住宅街を映した写真です。澄み切った青空、何とも気持ちが晴れますね~。ところが「心」は一転、曇天気分に。某所マンションの解約立ち合い時に遭遇しました出来事でした。毎日毎日、とは言いませんが少なくとも定期的(2~3日おき程度でも)くらいには、、でも、ダメなのでしょうか。いくら賃貸とはいえ借主様も気持ち悪くは無いのでしょうか?!

👇👇👇の写真のような気持のよい「青空」、望みたいですね!!
         


ということで、本ブログのタイトルです。

某所、某オーナー様の賃貸住宅での解約立ち合いでの出来事です。賃貸住宅での退去立ち合いは、エイセンハウスの管理担当者が殆どの場合行っております。其の一番大きな目的は何と言いましても、そのお部屋の「原状回復」に関するためにと考えます。原状回復に付きましては後段に回すとしまして『発つ鳥に後とを濁されてしまいました』のお話を先にと、。

某日の解約担当当日、お約束の時間にお部屋に伺い室内の様子(状態)を拝見しました。今回はオーナー様のご都合も合いましたので、一緒に立ち合いとなったそうです。一通りお部屋拝見が終了したあとのことですが、借主様曰く「お風呂の水はけがあまり良くないのよね」とのこと。

で、とりあへずお風呂に水を溜めまして、排水栓を抜いたところ確かになかなか排水されません。管理担当者、ピーンと直感したそうです。普段の掃除が出来ていない事に因る排水管詰まり、だなと。

そこで、排水溝の目皿を取って覗いたところ、大当たり!相当の期間と思われます「詰まり物」を発見しました。ゴム手袋をオーナー様にお借りして排除することになったそうです。その際の写真は残っていますがアップは出来ませんのでご容赦を。

結果、元借主様は、、、でも、オーナー様には大変感謝されましたので、良かった、良かった、でその日の解約立ち合いは無事に終了となったそうです。担当者、大変ご苦労様でした。

【なかなか気が付かない箇所ではありますが、出来ましたら定期的に清掃して頂ければと思います】


『では、本ブログの終わりに「原状回復」に付きまして少々』

ご承知の通り借主様は退去したあとには、借りていましたお部屋を「原状に復す」義務があります。但し、原状に復すとは、例えば、お部屋を貸す際に壁紙(クロス)を全て貼り替えたので、退去後には、また全て貼り直して欲しいと、言われますオーナー様もいらっしゃいますがそれは出来ません。あくまで、元借主様が故意過失は問いませんが、破損・汚損を付けた場合(箇所)だけに「現状に復す」義務が生じます。また、所謂「東京ルール」において、前もって借主様に納得、承諾を得ている事項に付きましては、原状回復の請求は出来る場合もございます。東京ルールに付きましては再度改めましてブログにて記載して参りたいと思います。

解約立ち合い時には、思いもかけない出来事に遭遇する場合や、元借主様との原状回復に関する相談、打合わせが、大変重要な事柄となっています。原状回復には当然ですが、元借主様が原状回復工事費用を負担し、その費用は敷金からの相殺となりますので。

従いまして、解約立ち合い、原状回復の話合い、相談はオーナー様の賃貸住宅経営におきまして、大変重要なポイントであるものと思います。





【この記事を書いた人】
エイセンハウス有限会社 代表 岡野茂夫
1952年生まれ。東京都立向ヶ丘高校卒業と同時に家業の和菓子店「岡埜栄泉(おかの_えいせん)」に入店。和菓子職人の修行の道に入る。1986年頃から春日通り収用計画(道幅拡幅工事)に因り和菓子店も建直しを余儀なくされる。新築する建物に“賃貸住宅併設計画“をした為”宅地建物取引士“の資格取得を目指す。1987年、資格を取得と同時にエイセンハウス有限会社(商号は「岡埜栄泉」のエイセンから)設立。平成7年和菓子店「岡埜栄泉」は閉店し不動産業に専念し今日に至る。

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